【読書】早起きで人生を変えたい人は必見!ー「早起き」の技術ーを読んで

なさん、早起きしていますか?

世の中では、早起きが良いとされていますが、実際どうなのか考えたことありますか?

また、多くの自己啓発本やビジネス本でもそういった内容を目にしませんか?

特に、「成功している人はみんな早起きをしている」といった旨の内容が記載されている印象をよく受けます。

同時に、

そもそも早起きができない!

そんなのしなくてよくない?

そもそも早起きのメリットって何?

みたいなことを考えたことありませんか?

今回は、そんな疑問を解決してくれる『「早起き」の技術 著:古川武士』(以下、本書)を紹介したいと思います。

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本書の特徴 / こんな人におすすめ!

本書は、早起きのメリットを説きつつ、早起きの習慣化にフォーカスした本です。

早起きの重要性や睡眠の大切さを伝える本が多い中、実践できるレベルまで落とし込まれた本は、あまりないのではないでしょうか?

本書では、それぞれ早起きができない原因が異なる、3人のビジネスパーソンを想定した例が出てきます。

具体例があり、僕も各例を参考に自分の生活習慣と重ねながら読むことができました。

早起きの習慣化に悩んでいる人には、ぜひおすすめの一冊です!

こんな人におすすめ!
  • 早起きの習慣化に悩んでいる人
  • 早起きのメリットが知りたい人、理解した上で取り組みたい人
  • 激務・長時間残業で早起きどころか、睡眠時間すら確保できない人
  • 就寝時間までダラダラしてしまい、なんやかんやで遅寝になりがちな人

早起きすること = 自分の人生の主導権を握るということ

個人的に、早起きする上で、この考え方が新鮮かつ、とても腑に落ちました。

出社ギリギリまで寝たい・・・。そう思いながら、あなたは”会社に間に合う時間”に起床していませんか?

かく言う僕もそうでした。

この受け身な姿勢があなたの生活の悪循環のスタートラインである、

そして、早起きは手段であって、目的は理想の生活習慣を手に入れることである、と著者は説いています。

以下、少し引用。

このような能動的な生活パターンに変わると、不思議と人はポジティブな思考をするようになります。結果、自分の時間をつくれるようになり、やりたいことが見つかって、人生が変わっていくという好循環に移行していく人もたくさんいます。早起きは、人生の主導権を取り戻すための大切な習慣なのです。

(中略)

私たちは早起きをしたいと思いますが、それは手段であって目的ではありません。本当の目的は、「もっと充実した生活を送りたい」「効率的な生活を送りたい」「人生を豊かに生きたい」など、理想の生活習慣を手に入れることが、究極の目的だと思います。

古川武士. 人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術 (p.4, p.5). 大和書房. Kindle 版.

自分の理想の人生を歩みたいなら、早起きがそのカギになっているということですね。

早起きすること = 能動的に生きているということ = 人生の主導権を握るということ

まずは、「早起き」に特化!「早起き+α」での習慣化はNG!

人間は一度に多くのことを習慣化するのは難しいと言われています。

そして、著者曰く、習慣化は1つだけでも大変とのことです。

つまり、早起き+勉強、早起き+ランニングなどは、早起き+αの習慣化であり、一気に難易度が上がる行為です

例えば早起きするだけでも大変なのに、

早起き → ランニング → 気分が乗らないからいかない → できないことに対する自己肯定感の低下では、早起きが続かないだけでなく、どんどんネガティブになってしまい、自信の喪失にも繋がりかねません。

そして、早起きを習慣化するはずが、自分の自信がなくなってしまうという、最悪なケースに陥ってしまいます

一方で、「早起き」を習慣化する時、自分を含む、多くの人は、何かとセットで習慣化をしようと考えることが多いのではないでしょうか?

最近では、朝活などが流行っており、早起きした朝に何をするかに焦点がいきがちです。

しかし、そもそも早起きが習慣になっていない人は、何をするかは二の次で、まずは、早起きの徹底が大切です。

この感覚は、一見普通のようで、見落とされがちな点だと思い、個人的には目から鱗でした。

僕も最初は、早起きに特化し、起床後にすることは特に決めませんでした!

本を読んだり、気になったことを調べたり、早めの朝食をとったりなどなど。

早起きできない人は、まずは「早起き」だけに特化し、習慣化しましょう!

就寝時間を固定することから始める

早起きの習慣化において、多くの場合、起床時間にフォーカスしがちです

しかし、起床時間を早めたところで、就寝時間が同じであれば、睡眠時間が減る一方です。

著者は、「早く寝れば早く起きられる」の原理原則を徹底することを進めています。

以下、少し引用。

「早く寝れば早く起きられる!」

この当たり前の原則からスタートしていきましょう。そうすれば長く早起きを続けられますし、仮に一時的に早起きの習慣が崩れたとしても戻すことができます。いきなり「朝5時に起きるぞ!」と目標を立てる方は多くいますが、ほとんどの場合、寝る時間を変えることは考えていません。いつもの生活習慣のまま、寝る時間は変えずに、起きる時間だけを無理して早める結果、睡眠時間が大幅に減少し、起き抜けの睡魔に勝てないのです。無理に起きても日中ずっと眠く、集中力が落ちて苦しい。次の日には、とても意志の力では起きられないほど眠いでしょう。この失敗は、寝る時間を早めていないからです。起きる時間は結果であり、寝る時間が原因だと考えてください。そうすればスッキリ考えることができます。

もとから睡眠時間が足りていない人は、習慣化の際に、睡眠時間も見直すとよいのではないでしょうか?

古川武士. 人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術 (p.44). 大和書房. Kindle 版.

「早く寝れば早く起きられる」の原理原則を徹底し、就寝時間を固定する!

早起きを妨げている”ボトルネック”を見つけ、 “センターピン” を見定める

早起きができない原因は人それぞれです。

その原因を見つけ出すために、一日のタイムスケジュールを書き出すこと

そして、同時に自分の理想のタイムスケジュールを作成することを著者は推奨しています。

本書では、実際にスケジュール例も紹介されています。

理想のタイムスケジュールを作成することで、現在とのギャップを見出すことができ、何がボトルネックになっているかを可視化できます。

例えば、激務・長時間残業が常態化している人は、帰宅時間が遅くなり、就寝までの時間も遅くなりがちです。

就寝時間を早める → 帰宅時間を早める → 退社時間を早める

のステップが、この人のボトルネック解消ポイントです。

さらに、退社時間を早めるために、何に時間を費やしているのか分析することが重要です。

難易度の高い仕事に取り組んでいるから、あるいは、自分で仕事を抱え込み過ぎているのから、退社時間が遅いかなどです。

状況によっては、職場の上司に相談するなどもアリですね。

自分の人生の主導権を握れるよう、努力することが大切です。

繁忙期などは、人手が足りなくて退社時間が遅くなってしまうことはめちゃめちゃわかりますが笑

それは、次の例外パターンで乗り切ることが可能です。

現在と理想のタイムスケジュールの比較で、センターピンを見定めよう!

例外パターンを作る

多くのビジネスパーソンにとって、生活リズムを常に一定にするのは難しいと思いますし、

僕も実感しております。つまり、理想のタイムスケジュールで過ごせない日もあるということです。

例えば、急ぎで終わらせないといけない仕事を頼まれたり、急な飲み会の誘いがあったり、と就寝時間が遅くなる場合ですね。

そこで、いつも通りの時間に寝れないときは、予め、例外パターンのタイムスケジュール準備しておくという方法です。

これは、急用の日だけでなく、週末の過ごし方などを決める際にも、もちろん有効です。

平日は、理想のタイムスケジュールで、急用日や週末は、別のタイムスケジュールでといった具合です。

ただし、

その際も就寝時間が遅くなる原因となる”センターピンだけは徹底して守る”

”例外パターンのスケジュールは、3日以上連続で続けない”

など、早起きの習慣化が乱れないよう、著者より提案されています。

早起きの習慣化を止めないよう、急用は例外パターンで乗り切ることが大切!

ただし、運用も限定的にする

まとめ

ここでは、個人的にとても印象に残ったもの、本書を通して認識することができて良かったものを洗い出し、まとめました。

以下に再度まとめます。

おさらい
  • 早起きすること = 自分の人生の主導権を握るということ
  • まずは、「早起き」に特化!「早起き+α」での習慣化はNG!
  • 就寝時間を固定することから始める
  • 早起きを妨げている “センターピン” を見定める
  • 例外パターンを作る

ちなみに、著者は、早起きのリズムに必要な期間を「3カ月」と提唱しています。

これは、早起きする前の習慣で形成された、自分の体内時計が関係しているとのことです。体内時計には、寝る時間と起きる時間がセットされており、習慣化開始時は、この時間を維持しようとするからです。そのため、いきなり、起床時間を2時間前倒しにするなどは

本書では、早起きの習慣化について、より詳細に、より具体的に書かれており、早起きしたくなる内容がてんこ盛りです。

また、冒頭でも記載の通り、本書には、それぞれ早起きができない原因が異なる、3人のビジネスパーソンを想定した例も出てくるため、とても参考になります。

早起きしたい!自分の人生を変えていきたい!方は是非、一読することをオススメします!

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